一、しでかした過去は消えない

拝啓　　義母さま


お正月に、初詣のおみやげ、ありがとうございました。


旦那に、交通安全のお守り。

孫に、健康のお守り。

おわり。


なんとなく「ふうん」と思ってしまうのは、
人として仕方のないことではありませんか？


そういえば、以前に「布団を買ってあげる」と言って、
健康寝具一式が届けられましたね。

なぜ布団？　という疑問と同時に

なぜ一組？

と思ったことを、今でも鮮明に覚えています。
さすがに、あなたのかわいい息子も困っていましたよ。


お守りも布団も、ほしいわけではないのです。
ただ、その配慮に欠ける積み重ねのひとつひとつが、
あなたの人物像になっていくと、ご自覚ください。

一、チャイルドシートは義務

拝啓　　義母さま


日常の買い物など、ちょっとしたおでかけに、かわいい孫が一緒だったら、
ただの用事も、とっても楽しい時間になりますね。

「おじいちゃんが車出すから、いっしょに行こう」
「送ってあげる」

日中は一台きりの車を旦那が使っているので、
天気や体調が悪いときなど、お言葉に甘えたい。
だけど、チャイルドシートのない車に、乗るわけにはいかないのです。


安全対策をおこたって、万一なにかあったら、悔やんでも悔やみきれません。

好奇心のままに動きたがる乳幼児。
運転するほうも危ないですよね。

チャイルドシートに座らせるのは、いろんな意味での保険です。


かといって頼まれてもいないのに
「じゃあチャイルドシート買ったから」というのも、
ちょっと強引な感じで、あまり印象派よくありません。

誘われたときについていく。
この姿勢が大切です。

一、嫁の親と張り合ってどうする

拝啓　　義母さま


孫の話の中で、知らないおもちゃの話題が出ると、
やけに入手ルートが気になる義母心。

それが『向こうの親御さん』が買ったものだと知ると、
『こっちのほうが教育にいい』おもちゃを買いたくなる、謎の義母心。

『向こうの親御さん』が、
自分の知らないところで、どれくらい孫に会っているのか、
探りを入れずにいられない、意味なく切羽詰った義母心。


私の母は、あなたの半分も孫の顔を見ていませんよ？
そもそも、私の母と張り合ってどうしたいのですか？


自分がおなじことをされたら、どんな気持ちになるかをよく考えて、
子供じみた言動で、身を滅ぼさないよう気をつけましょう。